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鉱物と岩石はどうちがうの?

鉱物は、規則正しい原子(イオン)の配列(結晶構造)をもち、一定の化学式で表わされる物質です。例えば「石英」という鉱物は、三方晶系(または六方晶系)に属する結晶構造をもち、結晶のどの部分をとってもSiO2の組成を持っています(六角柱状の石英の結晶が水晶です)。一方、岩石は、鉱物の集合体です。「花崗岩」という岩石は、石英・長石・雲母などの鉱物からできていて、部分により構成鉱物の種類や量が違うので不均質です。逆にどのような鉱物が、どのように集合しているか(岩石組織という)を調べると、岩石のでき方や形成条件を知ることができます。「いし」と言ってごっちゃにせず、「岩石」と「鉱物」を区別するところから科学が始まります。

何気なく石なんていって、けとばしているものの中に、いろいろな不思議や科学の世界があることを、ご覧下さい。

石英の結晶(水晶)
石英の結晶(水晶) 
硫化鉱(石英と黄鉄鉱からなる鉱石、鉱石も岩石の一種)
硫化鉱(石英と黄鉄鉱からなる鉱石、鉱石も鉱物の集合体なので岩石の一種である)。
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